Chiropractic 健康はカイロプラクティックとともに　

心臓は血液を送り出すポンプです｡（　当たり前ですが　）
　　　(￣∧￣)(＿ ＿)フムフム・・・

血液は心臓から太いパイプを通じて、全ての細胞に行き着くように送られます｡ そのパイプは、筋肉で作られています｡

そしてそのパイプは「　動脈　」と言われています｡

この動脈は「　毛細血管　」 に至るまで、強い心臓筋肉の力で　血管と協力し合って、血液を運んでいます｡

また「　動脈　」 には、血液が逆流できないようにする「弁」がありません｡

もう一つ血管には「　静脈　」 があります｡

これは動脈とは逆に、血液を心臓に返すための血管です｡

「　静脈　」 は、手の先、足の指の先から　血液を心臓に向けて送らねばなりません｡

そのために、血液が戻らないようにするため「　静脈　」 には「　弁　」 が付いています｡

どうして「 静脈 」 には「 弁 」 が付いているのでしょうか？

1.　人間は立って活動する生命

地球には　重力が 存在しています｡

そのために、地球の中心に向けて　圧力が掛かっています｡

このお陰で我々は　地面に　足や手を着けて　生きることが出来ます｡

そして　全ての生命が　育まれる条件となっています｡

しかし　人間は他の動物とは違い、二本足で立つという条件が　与えられています｡

立つ事ことで、重力に逆らって　血液を上方の心臓に　運ばなければなりません｡

この条件が　私達を人間らしくさせるものです。

そして重力に抵抗する事で　筋肉を発達させる事が出来るようになります。

2.　血液を重力に逆らって上方に上げるには

心臓のポンプの圧力は強いものですが、手足の先まで行った血液を　元に戻すだけの力はありません｡

またその様な構造には成っていないので　仕方がありません。

ではどうして血液は循環し、心臓に戻って来れるのでしょうか？

そこに、「 筋肉 」 の存在が　クローズアップされます｡

3.　筋肉が血液を押し上げる原動力

手足の末端まで行った血液は　筋肉の働きによって　「 静脈 」 を通じて運ばれます｡

筋肉は「 収縮 」(縮む） するのが仕事です｡

機械のポンプも　圧縮するのが仕事と同じように　筋肉も収縮する事で機械のポンプと同じように　血液を送り出します｡

そのために静脈は、血液が動脈の方に行かないようにするため、また二酸化炭素が多くなった静脈血が酸素含有率の多い動脈血と混じらないようにするために、血液を戻さないための「 弁 」 を持っています｡

この血管構造が正常に働くことで、血液循環は正しく行なわれることになります。

以上の理由により、人間は立つ事によって、重力の影響から血液を戻さないようにする為に、「 弁 」 を持っているという事が言えます｡

しかし重力に負けない様にするためだけのものではなく、あくまで静脈血と動脈血とが交わらないようにする為に「弁」が存在しています｡

この事でお分りかと思いますが、筋肉が太ければ太いほど、血液を戻すためには　必要不可欠な良い条件であるという事になります｡

筋肉の細い人は、やはりどうしても　送り出す血量が少なくなってしまいます｡

しかし太いから良いという　単純な問題ではありません｡

あくまで筋肉の柔軟性が求められていることと、筋肉が正常に働いているかどうかが大切な要因となります｡

筋肉は骨格と関節の関係に、大変大きな影響を受けてしまいます｡

関節の可動 （ 遊び・動き ）が上手く行っていなければ、筋肉は正常に機能しません｡

その部分の機能異常（関節が動かない状態）を来たしている関節を正常にし動かす事が出来れば、その結果、筋肉は正常な働き（収縮運動）を行う事が出来ます｡

そしてその正常な筋肉の動きが、血液をしっかりと運ぶためのポンプ役として働く事が出来るのです｡

ですから 仕事や運動をしないことは、とても良くない事です｡

自分から わざと筋肉を弱くする事は、良い健康状態から離れて行く結果を生む事になります｡

若くても 筋肉を鍛えなければ、何も出来ない老人と同じ運命を自分で作ってしまいます｡

当然ながら 運命は自分で創り変える事が出来るモノですから、しっかりと筋肉を鍛える必要があります｡

そうする事で、血管も鍛えられ、成長し、体の中に在る諸器官も、その仕事をしっかりとこなす事が出来る様になります。

そういうことで、しっかりと筋肉を作ってくださいね｡

そして　血液を健康的に流れ易くするために、日頃の運動及び栄養や休息をとって、毎日の生活にメリハリを付けて 生きて行きましょう。

筋肉には、休息がとても必要です。　勿論しっかりと利用した後ですよ。

休息を与えることで、筋肉は成長します。　しっかりと強くなる為の準備を、休息を与えられることで、筋肉組織は強く、逞しくなって行くように作られているからです。

ですから、いつも激しい運動をし続けてしまうと、老化現象が起こり、筋肉はダウンしてしまいます。　新しい組織が出来ないからです。　そのために、休息は必要なのです。

日本のプロの選手生命が少ないのも、激しい運動をして、苛め倒して筋肉に刺激を与え過ぎているからです。　老化現象の現れはその理由からです。　しっかりと休息を与えましょう。

そうする事で、安全に、また逞しい筋肉が出来、血液もしっかりと流れ、筋肉の中に溜まった「乳酸」（疲労物質）を排出し、筋肉痛をしない体が出来ます。

筋肉はしっかりと貴方をサポートしてくれることでしょう。